つみかさね

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「アナウンサーたちの戦争」

「アナウンサーたちの戦争」|画像生成と会話するAIの魅力と可能性
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8月14日(月)放送された「アナウンサーたちの戦争」NHKをみました。
戦時中、NHKには2人の名物アナがいた。和田信賢と館野守男。2人はくしくも開戦と終戦の両方の放送に関わった。館野は真珠湾攻撃の「臨時ニュースを申し上げます。帝国陸海軍は本八日未明、西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れり」というあの速報を読み、その原稿を書いたのが当直アナの和田だった。また終戦時は、無条件降伏を告げる昭和天皇玉音放送を阻止しようとする反乱将校たちに館野が立ち向かい、和田は放送の進行役として「ただいまより重大なる放送があります。全国の聴取者の皆さま、ご起立願います」とアナウンスした。

戦争突入と同時にアジテーターとして、アナウンサーが戦争拡大に果たした役割、そして威力、言葉というものの威力を描いている。判っていながら戦意高揚調の放送、原稿の読み上げしか出来ない。それが正しいこと。嘘ばかりの原稿を読み上げる苦悩などよく描けていると思う。是非若い人達に観て欲しい。80歳の政治家の威勢の良い言葉「戦争をする覚悟」この放送を見れば愚かな事がわかる。80歳は戦争に参加出来ない。いやしない。若者が死に行く、殺しにいく。高校の同級生で自衛隊にいた友人と定年後に話した。在職中に人を殺せという命令を出したことがなかったのは幸い。恵まれていた。また部下が殺されたことがなかった。この有り、難い時代は永遠に続けたいもの。この番組の中で「虫眼鏡で調べて、望遠鏡でしゃべる」という会話が心に響いてくる。大本営発表の原稿ばかりで自分の足で取材もしないアナウンサー、そこから出てくる言葉は誠ではない。そのことがよくわかる。人は言葉を話すときでも全人格で話している。だから声を聞くだけでよくわかる。まだNHKプラスではやっているので興味のある方は見てください。


NHK終戦ドラマ「アナウンサーたちの戦争」は自社の“黒歴史”をどこまで描くのか?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/327415
アナウンサーたちの戦争|番組|NHKアーカイブス
https://www.nhk.or.jp/archives/bangumi/special/anasen/