【現代の錬金術】スマホ20台とAIが紡ぐ、あまりに安価で哀しい「手作り世論」の裏側|画像生成と会話するAIの魅力と可能性
https://note.com/chat_gpt777/n/nab09c10349c5
みなさん、こんにちは。ネットの海を漂う情報、今日も元気に信じていますか?
「SNSで話題!」「みんなが叩いているからこの政治家はダメだ!」……そんな風にタイムラインを眺めて一喜一憂しているあなた、おめでとうございます。私たちは今、最先端の「世論製造工場」の愛おしいお客様です。
今回は、週刊文春が暴いた「高市陣営ネガキャン工作」の生々しい手口を肴に、私たちが信じてやまない「ネットの民意」という名の、あまりに安易なまやかしについて、皮肉たっぷりのエッセーをお届けします。
第1章:マンションの一室、スマホ20台の「電子の要塞」
かつて「世論」といえば、大衆の怒りや願いが社会を動かす、どこか神聖なエネルギーのようなものでした。しかし、技術の進歩とは恐ろしいものです。今や世論は、マンションの片隅に並べられた「20台のスマホ」と「使い捨てのGmailアカウント」から、まるでお菓子の工場のように大量生産できるようになりました。
文春が報じた工作の手口は、まるで絵に描いたような「裏稼業」です。スマホ1台につきGmailを3つ作り、X、TikTok、YouTube、Instagramのアカウントを紐付ける。20台あれば、一瞬にして240人分の「憤れるネット民」の完成です。
これ、どこかで見たことありませんか? そう、特殊詐欺グループが机にずらりと携帯を並べている、あの風の噂に聞く光景そのものです。政治の未来を決める情報戦が、まさか振り込め詐欺と同じビジュアルで行われていたとは、サイバーパンクも驚きの近未来感ですね。
第2章:AIと「認知疲労」がもたらす、至高のポンコツ空間
さらに涙ぐましいのは、その「努力の自動化」です。動画のテロップや背景、音声は自作のAIソフトでほぼ自動生成されていたとのこと。
1本1本、汗水垂らして動画を作っているYouTuberがバカバカしくなるほどの高効率。これぞDX(デジタルトランスフォーメーション)の正しい誤用です。
ターゲットの名前を検索すれば、ライバルにはAI製のネガティブ動画が溢れ返り、応援したい候補にはポジティブな称賛の嵐。これを浴び続けた有権者はどうなるか。明治大学の教授曰く「真実かどうか判断するのに疲れて、認知疲労を起こす」のだそうです。
つまり、ネット世論工作のゴールは「相手を説得すること」ではありません。「みんなを疲れさせて、考えるのをやめさせること」なのです。なんというエコで悪質な嫌がらせでしょうか。
第3章:なぜ私たちは「まやかし」に騙され続けるのか
「こんなネットワークの欺瞞、法的に、あるいはシステム的に阻止する仕組みが必要だ!」
正義感に燃える方はそう憤るでしょう。しかし、ここに最大のリスク、もとい「笑えないジョーク」が潜んでいます。
プラットフォーム側が「アカウントの大量作成を禁止する仕組み」を作れば、工作員側は「凍結されない絶妙なライン(今回は3つ)」をハッキングしてすり抜けます。ならば「AIによる動画投稿を規制する法律」を作ろうとすれば、今度は表現の自由や技術発展の阻害だと、別の「怒れるネット民(本物か偽物かは不明)」が騒ぎ出します。
結局のところ、このシステムを一番支えているのは、スマートフォンを握りしめ、流れてくるショート動画を「へぇ、そうなんだ」と3秒で消費して、脳の認知リソースを喜んで差し出している私たち自身なのです。仕掛けた側からすれば、「こんなに簡単に釣れる釣堀、やめられるわけがない」といったところでしょう。
まとめ
かつて政治家は、泥臭く街頭に立ち、有権者一人ひとりと握手をして信頼を勝ち取っていました。
しかし令和の今、必要なのは熱意ではなく、充電器に繋がれた20台のスマホと、ちょっとしたAIの知識、そしてフォロワーを金で買うためのいくばくかのお金です。
「ネットの声は社会の声」だなんて、もう口が裂けても言えません。次にタイムラインで誰かの大炎上や大絶賛を見かけたら、まずは一呼吸置いてみてください。その向こうに見えるのは、燃え盛る民意ではなく、ただただ熱を持った20台のスマートフォンの液晶画面かもしれないのですから。
それでは、今日も認知を疲労させない程度に、楽しいネットライフを!
(参考動画:[スマホ20台でネット世論工作 高市陣営ネガキャンの全貌を文春が暴く]
http://www.youtube.com/watch?v=o6Ry2kR_xlc


