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「老女や老婆」という言葉は

「老女や老婆」という言葉は|画像生成と会話するAIの魅力と可能性
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老女や老婆という言葉は、時代とともにその意味合いが変化してきました。昔は、50歳代の女性でも「老婆」と呼ばれていましたが、現在では、70歳代や80歳代になっても「老婆」と呼ばれることはほとんどありません。これは、平均寿命が延びたことや、女性の社会進出が進んだことが原因と考えられます。

最近「72歳老女」と書いてある見出しを見てちょっと考えてしまいました。特殊詐欺未遂の事件の逮捕者を「72歳老女」と表現しています。時代の変化に伴い、この表現に違和感を抱きました。私と同年代で犯罪を犯したことも何となく心苦しいです。この年齢でという感じがしました。

最近は、「老婆」とか「老女」という表現ではなく、「何歳」「シニア」「高齢者」といった表現が一般的になっていると思います。

昔の話で、昭和初めの新聞に50歳の女性が交通事故にあったとあります。また、夏目漱石の「坊っちゃん」に「50歳くらいの老婆が」という一節が出てくると言われていますが、青空文庫全文検索しても「50歳くらいの老婆が」という表現は見つかりませんでした。「坊っちゃん」に登場する「清」という人物は、坊っちゃんを親身に世話をする「婆や」として描かれていますが、彼女の年齢は40代後半のようですが、「老婆」と感じさせる描写もあります。

あえて昔風に「老婆」と呼ぶとすれば、何歳以上を指すのかは少し悩ましいです。平均寿命が80歳以上となり、「老婆」や「老女」という言葉もすんなり受け入れられる感じではありません。政府が使用する「高齢者」や「後期高齢者」も形式的な呼び方です。どのような呼び方が適切かは、検討が必要です。

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