江戸時代の教訓をまとめた天保14年刊『〈教訓〉心学図会』という書物(往来物・・・テキスト又は教科書)があります。ここには今でもよく言われる言葉が入っています。先人の知恵の判る書物で、比較的易しく書いてあり、ふりがなも振ってあるので現代人でも読めるのではないかと思います。ここに上げたのは1ページだけですが、下記名古屋大学付属図書館のURLには全文が収録されています。
天保14年刊『〈教訓〉心学図会』より
一生の計(はかりごと)は幼年にあり。
一月の計は朔日にあり。
一年の計は元日にあり。
一日の計は鶏明にあり。
一家の計は和順にあり。
「元日は大晦日(おおつごもり)のはじめかな」
教訓/心學圖會 (きょうくん/しんがくずえ)名古屋大学附属図書館 神宮皇学館文庫
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