つみかさね

一球一球のつみかさね 一打一打のつみかさね 一歩一歩のつみかさね 一坐一坐のつみかさね 一作一作のつみかさね 一念一念のつみかさね

艸花絵手本[草花絵手本]と浮世絵手本

艸花絵手本[草花絵手本]
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】渓斎英泉(英泉漁翁・池田善次郎・一筆庵・義信・白水)画。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]吉田屋文三郎板。

【備考】分類「植物・絵本」。袋綴じ展開収録(見開き図再掲)。『艸花絵手
本』は、種々の草花を描いた多色刷りの絵手本。福寿草、雪割草、春の七種(蔓
菁(スズナ)・蘿蔔(スズシロ)・芹・薺(ナズナ)・馬莧(ゴギョウ)・萇楚
(タヒシコ)・仏耳草(ホトケノザ))・碎々草(レンゲソウ)・土筆・菫・
蒲公英・蕨(ワラビ)・茅針(ツバナ)・角力草(スモウグサ)・菜花・桜草・
薊(アザミ)・薺(ナズナ)の花・母貝草(ハハグリソウ)・藤・尾多巻草(オ
ダマキソウ)・荼蘼(ヤマブキ)・富貴草(フウキソウ)・菖蒲(アヤメ)・芍
薬・映山紅躑躅キリシマツツジ)・玉簪草(ギボウシ)・虎耳草(ユキノシ
タ)・長春(チョウシュン)・夏透百合(ナツスカシユリ)・燕子花(カキツバ
ナ)・花菖蒲・沢瀉(オモダカ)・藺(イグサ)・沢桔梗(サワキキョウ)・骨
蓬(コウホネ)・大百合・覇王樹(サボテン)・檜扇草(ヒオウギソウ)・花葵
(ハナアオイ)・昼顔草(ヒルガオソウ)・蓮・万年青(オモト)・鉄線花(テ
ッセンカ)・罌粟・纏枝牡丹(カザグルマ)・時計草・雁菲(ガンピ)・桔梗・
苅萱(カルカヤ)・八重桔梗・秋海棠(シュウカイドウ)・地楡(ワレモコ
ウ)・莎草(カヤツリグサ)・草鳥頭(トリカブト)・胡蝶花(コチョウゲ)・
狗蓼(イヌタデ)・露草・女郎花・水引草・秋葵(シュウキ)・瞿麦(ナデシ
コ)・洛陽花(ラクヨウカ)・牽牛花(アサガオ)・紫陽草(アジサイ)・芙
蓉・竜膽(リンドウ)・野菊・萩・薄芒(ススキ)・蘭草(フジバカマ)・白粉
花・雁来紅(ハゲイトウ)・浜菊・葉牡丹・鷺草(サギソウ)・金盞花・紫蘭
葛花・綿の花・風蘭・萱草(ワスレグサ)・菊花(アキシベ)・紫葳(ノウゼン
カズラ)・荑蕗(ツワブキ)・寒菊・冬牡丹・水仙花の90種を描く。

歌川国直の浮世絵手本
歌川国直は寛政5年(1793)に信濃国で生まれたとされるが、生年は寛政7年(1795)との説もある。姓は吉川で名は鯛蔵といった。江戸に出て初代豊国の門人となる。文化9年((1812)に式亭三馬作の合巻本「昔話丹前風呂」の挿絵を描いたのがデビュー作と推定される(本の中で三馬と師匠の豊国が18歳である国直の初舞台のお披露目口上を述べている。またこの記述が本当であれば生年は寛政7年(1795)となる。風景画、美人画も相当数描いたとされるが残念ながらこのサイトに掲載できる資料がない。ほんの少しだけ一枚絵の浮世絵を掲載しています。国直の主な活躍場所は合巻本や読本の挿絵であったようで、三馬をはじめ十返舎一九為永春水の作品の挿絵を多く描いている。
 初代豊国の門人の中では国貞を別格として「国安」「国丸」とともに豊国門人三羽烏と称されてもいた。また豊国の門人で弟弟子になる「国芳」の面倒をよく見ていたという。一説によれば国芳は豊国の門人ではなく、国直の門人であったという。嘉永7年(1854)に亡くなる。62歳または60歳で生涯を終える。 

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