「Google AI Studio」
最近毎日のように使っています。ソフトウェアを開発するのに重宝しています。一発で動くソフトウェアを開発できることはまずないと言っていいでしょう。実行して、結果を検証、そして改善点を見つけ、AIに指摘する。するとまた修正してくれる。それをまた実行して検証の繰り返しでようやく満足のいくソフトウェアが完成していく。その時Claudeなどは文章が長くなってくると途中でストップしてしまう。でも「Google AI Studio」は2.5で100万トークまでOK、2.0は200万トークンまでOKとなっていますので大抵のソフトウェアで途中ストップすることはありません。これは凄いことです。この長さを気にして全体構造をいくつかに分けて、分散開発していくことになります。するとやっぱり分けたことで思い違っていたり、バグが入る要因を作ってしまいます。でも「Google AI Studio」はその心配がない。ただ時間はかかりますが。
「Google AI Studio」徹底解説【この動画1本で理解できる】とYouTubeがよくできていて分かりやすいと思います。普通の人はソフトウェアの開発で使わない(使っても良いのですよ)ですね。他の使い方も千差万別で使う人の数だけ使い方があると思います。この動画でも紹介しています。
画像生成、動画生成なども無料、ソフトウェアの開発も無料なんでも無料です。そしてgminiの中で一番最新の機能が使えるという凄い仕組みです。Chatgpt(OpenAI)、Claude(Anthropic(アンソロピック))では資本力で真似できないのでしょうね。有料でないと最新機能はつかえない。
steam→Talk to Gemini liveというアプリが凄い、音声でのやり取りが出来るところです。私のように喋れないものはテキスト文字を打ち込むと音声で答えてくれる。頼み方によっては代わりに音声で喋ってくれる。暗号を教えておいて、あ、い、う等を打ち込むとちゃんとした会話をしてくれるのではないかなと思っています。これ面白いです。お勧めですね。
Bulid→Build apps with Geminiというアプリ
これは開発者向けの機能ですが、Python言語でソフトウェアの開発をやってくれる。自然言語でお願いをするとPythonでコードを書いてくれる。そしてその実行環境がここにあります。したがって作ったソフトウェアをデバッグしながらソフトウェアの開発が出来ることです。また出来上がったソフトウェアはリンクを友人、知人に知らせて一緒に使うことが出来る。Pythonで開発するのも環境づくりが大変なのですが、ここでは凄く楽ですね。
「Google AI Studio」は無料で最新版が使えるという良いことづくめですが、ひとつ注意しておきたいのはここで使った文章、コード等はgeminiの自己学習の教材として使われるということです。だから会社などの丸秘扱いの文書、組織図、所属、名簿などは入力してはいけない。ということです。普通の一般的な情報などはあまり気にする必要はないと思います。
Google AI Studioとは?
一言でいうと、「Googleの最新AI(特にGeminiファミリー)を誰でも手軽に試せる『AIの実験室』であり『AI開発のスターターキット』」です。
Webサイトにアクセスするだけで、プログラミングの知識がなくても、最新のAIと対話したり、様々なタスクを試したりできます。
何ができるの? 具体的な例
Google AI Studioでは、主に以下のようなことができます。
1. AIとチャットで対話する
一番基本的な使い方です。ChatGPTのように、質問をしたり、文章を作ってもらったり、アイデアを出してもらったりできます。
例: 「夏休みの自由研究のテーマを5つ考えて」
例: 「新しい商品のキャッチコピーを考えて」
2. 画像やデータを読み込ませて分析させる(マルチモーダル機能)
これがGoogle AI Studioの大きな特徴です。文章だけでなく、画像などをAIに「見せて」質問することができます。
例: 料理の写真を見せて、「この料理のレシピを教えて」と聞く。
例: お店の外観の写真を見せて、「このお店に合うSNS投稿文を考えて」と頼む。
例: 表(テーブルデータ)の画像を貼り付けて、「このデータからわかることを要約して」とお願いする。
3. プロンプト(AIへの指示文)を工夫して、AIをカスタマイズする
ただチャットするだけでなく、「あなたはプロの編集者です」といった役割を与えたり、回答の形式を指定したりすることで、AIの応答をより自分の目的に合ったものに調整(チューニング)できます。この指示文を「プロンプト」と呼びます。
例: 「あなたは小学生向けの科学の先生です。光の三原色について、面白いたとえを使って説明してください。」
4. 自分のアプリにAIを組み込むための準備ができる
ここが「開発スターターキット」と呼ばれる理由です。
AI Studioで色々と試して、「この機能は自分のアプリやサービスで使えそうだ!」と思ったら、「APIキー」という魔法の鍵を無料で発行できます。
このAPIキーを使えば、プログラマーは自分の作ったアプリからGoogleのAIを呼び出して、同じ機能を実現できます。さらに、そのためのサンプルコード(Python, JavaScriptなど)も自動で生成してくれるので、開発がとてもスムーズに進みます。
誰のためのツール?
開発者・プログラマー
本格的な開発の前に、AIの性能を試したり、アイデアを形にしたりする(プロトタイピング)のに最適です。
学生・研究者
最新のAI技術を手軽に体験し、学習や研究に活用できます。
クリエイター・企画担当者
文章作成、アイデア出し、画像からのインスピレーションなど、創造的な作業のパートナーとして使えます。
AIに興味があるすべての人
難しい設定は一切不要。「最新のAIってどんなことができるんだろう?」と気になった人が、まず触ってみるのに最高の場所です。
Google AI Studio と Vertex AI の違いは?
よく似たサービスに「Vertex AI」があります。違いを簡単に言うとこうです。
Google AI Studio
役割: 個人向けの「実験室」「試作工房」
目的: AIを試す、プロトタイプを作る
手軽さ: とても簡単、無料ですぐ始められる
Vertex AI
役割: 企業向けの「本格的な工場」
目的: AIを使ったサービスを本格的に開発・運用する
機能: 高度なセキュリティ、大規模データ処理、チームでの開発管理など、ビジネスに必要な機能が揃っている(有料)
つまり、AI Studioでアイデアを試して、それがビジネスになりそうだったらVertex AIで本格開発する、という流れが一般的です。
まとめ
Google AI Studio は、
Googleの最新AI「Gemini」を
無料で、誰でも簡単に
Webブラウザ上ですぐに試せる
AIの可能性を体験するための「遊び場」であり、本格的なAIアプリ開発への「第一歩」となるツール
です。まずは公式サイトにアクセスして、Googleアカウントでログインするだけで始められますので、ぜひ一度触ってみてください!
Chat | Google AI Studio
https://aistudio.google.com/app/prompts/new_chat
無料の神ツール「Google AI Studio」徹底解説【この動画1本で理解できる】Gemini 2.5 Proの活用方法やBuild Apps機能など - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=J4NhtqReyl8
【これ全部無料!?】Gemini×Googleでできるスゴ技6選
https://note.com/konomi_aisensei/n/nce4f084fde9b