つみかさね

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傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)

傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)

3世紀の初めに、長沙(湖南省)の太守(知事)であった張仲景(ちょうちゅうけい)が記したとされている。この「傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)」は、古来より散逸と発見を繰り返し、現在では2部に分かれ、傷寒(急性熱性病)については「傷寒論(しょうかんろん)」、雑病(慢性病)については「金匱要略(きんきようりゃく)」として伝わっている。

傷寒論」では、傷寒の病態を三陰三陽(六病位)と呼ばれる6つのステージに分け、それぞれの病期の病態と、適応処方を記している。

金匱要略」では、循環器障害、呼吸器障害、泌尿器障害、消化器障害、皮膚科疾患、婦人科疾患から精神疾患までの慢性病の治法を論じている。なお、現在、中医学では「傷寒論」の六病論を経絡と結びつけ、六経説として捉えている。 「神農本草経」、「黄帝内経」とともに中国医学における三大古典の1つに数えられている。

今、話題の「葛根湯」はこの「傷寒論」の中で「伝染性の病気に対する対処法」についても書かれており、そのなかで紹介されている薬のひとつが葛根湯です。こんな古い時代からの薬なのですね。漢方は効能を知って使うとそれなりに効くようです。風邪を引いてから「葛根湯」では遅く、ちょっと風邪気味かなという所で使うのが良いとされています。

傷寒論 - 国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/2536601/1/1
傷寒論実義1
https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000030615&ID=&NO=1&TYPE=PDF&DL_TYPE=pdf

入手困難なカロナールの代わりに漢方薬を使う方法…葛根湯は家に常備し「すぐ飲む」
https://biz-journal.jp/2022/12/post_330343.html

傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)