つみかさね

一球一球のつみかさね 一打一打のつみかさね 一歩一歩のつみかさの 一坐一坐のつみかさね 一作一作のつみかさね 一念一念のつみかさね

風流太平記

風流太平記
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書名:風流太平記
著者:山本 周五郎
発行所:新潮社
頁数:569ページ
発売日:
定価:130円 Kindle

紀州徳川家イスパニアから武器を密輸して幕府転覆をはかっているらしいと言う噂、前代未聞の大陰謀に、紀州徳川家の3人の兄弟が活躍する。サスペンス長編。
三男花田万三郎は長崎から江戸に呼びもどされる。しかし、人間への思いやりにあふれ、彼を慕う二人の女性の間で翻弄される万三郎は、事件解明第一の兄たちに叱られてばかり。独特の人間観をにじませながら、波瀾万丈の剣劇をくりひろげる長編小説。

時代は徳川氏の末期、御三家の一つである某藩がイスパニアと結んで政権を転覆しようとしたが、行く末ば危ない御三家を救うことが出来るか?旗本三人兄弟と二人の女性の命をかけた奔走がある。なかなか読み応えのある物語です。

本書より
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「役所や役人は金持とか勢力のある者に付くだ、わしらから搾り取った金で生きていながら、力のある者や富豪のために働くだ、決して弱い者や貧乏人の味方じゃあねえ、決してだ、――そのことは、自分が貧乏になり困窮してみればすぐにわかる、そう思えねえだかね、お武家さん」

見たり聞いたりしたことがなんになるものか、いざ自分のこととなってみると、そんなものは少しも役に立ちはしない、人間はみんな、自分で火傷をしてみてから、初めて火の熱いことを知るものなんだよ。