木更津河岸
昨日テレビを見ていたら木更津のことを放送していた。興味を持ったのは「木更津河岸」日本橋と江戸橋の間の河岸のこと。
木更津から江戸湾を通って木更津河岸へ千葉の米、海産物を運ぶ特権をもった木更津船というのがあった。江戸時代盛んに運行されていたようです。
徳川氏は大坂の陣にさいし、水主24名の差し出すように命じている。徴発に応じて向井将監・小浜民部の船に分乗して大坂に赴いている。そこで大坂の陣で12名の者が命を落とした。帰国した一行は戦死者の遺族の生計を確保すべく木更津村代官南条帯刀に訴える。南条氏はこの旨を大久保石見守長安に願い出、大久保の計らいにより、木更津近辺2万石の城米を船賃三分にて運送する許可が下りている。江戸には商い盛んな木更津河岸が用意された。その後木更津は幕末まで栄えることになる。
このあたりのことは「木更津河岸旧記」という資料に書かれている。でも参考できる資料が少ないので、不明なことも多い。
木更津河岸旧記 - 国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2532660