つみかさね

一球一球のつみかさね 一打一打のつみかさね 一歩一歩のつみかさね 一坐一坐のつみかさね 一作一作のつみかさね 一念一念のつみかさね

「最強の盾」を、お猿さんに持たせたら。

「最強の盾」を、お猿さんに持たせたら。|画像生成と会話するAIの魅力と可能性
https://note.com/chat_gpt777/n/ne8c5647c4cc3

〜サイバー攻撃の大衆化と、私たちの『普通以下』な防衛戦記〜

素晴らしい時代になったものです。かつて「ハッカー」といえば、暗い部屋で緑色の文字が流れる画面を睨みつけ、ピコピコと高速でキーボードを叩く、選ばれし暗黒の天才たちのことでした。一般人には到底真似できない、高度な技術の壁がそこにはあったのです。

ところがどうでしょう。AIモデル「ミュトス(Mythos)」の登場によって、状況は一変しました。人間が数ヶ月かける脆弱性の発見を、AIがほんの数時間で、しかも「自律的」にやってのける。つまり、昨日までパソコンの電源の切り方すら怪しかったお隣の頑固親父でも、ちょっとAIにお願いすれば、明日には国家レベルのサイバー攻撃を仕掛けられる「大衆化」の時代が到来したのです。

まさに、サイバー攻撃の民主化。技術のコモディティ化。なんと耳当たりの良い言葉でしょう!

しかし、ここで私たちの側に目を向けてみると、なんとも奇妙な喜劇が幕を開けていることに気づきます。

世のセキュリティ専門家たちは、眉間にシワを寄せながら「従来の防御の常識は通用しない!」「ゼロトラストだ!」「AIによる先行防衛だ!」と、まるでSF映画のような高度な議論を戦わせています。最新鋭の、分厚くて、ピカピカに磨かれた「最強の盾」を必死に開発しているわけです。

ですが、その盾を実際に持たされるのは誰でしょうか?
そう、私たち「普通、あるいはそれ以下」の一般市民や、一般的な中小企業の社員たちです。

想像してみてください。最先端のAIが放つ、光速のレーザービームのようなサイバー攻撃に対し、私たちが構える盾の裏側を。そこには、以下のような微笑ましい光景が広がっています。

 「パスワードは123456、時々変えるのが面倒だから、付箋に書いてモニターの横に貼っておこう」
 「怪しいメール? でも『【重要】あなたの口座が凍結されました(※ただし日本語はちょっと不自然)』って書いてあるし、一応リンクを踏んでみよう!」
 「OSのアップデート? 30分も待たされるの嫌だから『後で通知』を3ヶ月連続で押し続けよう」

どれだけ専門家が「ミュトス対策の高度な防壁」を築いたところで、私たちが「あ、裏口の鍵、植木鉢の下に置いといたから!」と世界に向けて発信しているような状態(=普通以下のセキュリティ)であれば、AIハッカーにとっては鍵を開けるまでもない、ただのドライブスルー状態です。

攻撃が「大衆化」して誰でも最強の武器を持てるようになったのに、防御の側は「普及化」した結果、全体の平均レベルが底抜けしてしまっている。これぞ現代の最高にスリリングな皮肉です。

いくらシステムに何億円もの投資をして「頑丈な鉄の扉」を設置したところで、最終的に人間が「あ、暑いから」という理由でその扉をダンボールで固定して開けっ放しにしていたら、何の意味もありません。高度なセキュリティの最大の弱点は、いつだって「それを使う人間の、めんどくさがりな本性」なのですから。

これから先、AIはさらに賢くなり、攻撃のハードルは地を這うほど低くなるでしょう。
専門家たちがいくら警鐘を鳴らそうとも、私たちが「パスワードの末尾に『!』を付け足したからこれで完璧だ」と満足している限り、サイバー空間の平和は遠い夢のままです。

まあ、裏を返せば、どれだけAIが進化しようとも、最後に勝つのは「人間の圧倒的な油断とズボラさ」なのかもしれません。AIがどれほど緻密な侵入計画を立てようと、こちらの「理解不能なまでのセキュリティ意識の低さ」が、予測不可能なカオスを生み出すのですから。……冗談はさておき、とりあえず私は、モニターの横の付箋を剥がすところから始めようと思います。皆さんも、どうかお気をつけて。

従来の防御の常識、通用せず 大衆化するサイバー攻撃に警鐘 「ミュトス」悪用対策、専門家に聞く
https://news.yahoo.co.jp/articles/d184af65678793ee598c4ed5ddb7f26a25a87885

「最強の盾」を、お猿さんに持たせたら。

「最強の盾」を、お猿さんに持たせたら。

「最強の盾」を、お猿さんに持たせたら。