生成AIを使った正しいレポート・論文の作成マニュアル
青山学院大学地球社会共生学部非常勤講師 安藤 昇氏の作成した生成AIの活用方法です。最新版の「Gemini 2.0 Flash Thinking」(推論しながら生成する)を使って、論文、レポート作成し、そのあとで「Gemini 2.0 Flash Experimental」に乗り換えてファクトチェック、出典の検索などを追加。そして最後に総仕上げをする。(現在の点数を60点だとして100点に仕上げて等のプロンプトで)
「Gemini 2.0 Flash Thinking」は2500文字程度のアウトプットしか出せない。(制限あり)そこでプロンプトを工夫して10000字から20000字の論文を作成させる方法を教えてくれる。
「Google AI Studio」(完全無料)で「Gemini 2.0 Flash Thinking」「Gemini 2.0 Flash Experimental」は使用することが出来る。このマニュアルでは、マークダウン形式の出力をGoogleドキュメントに保存する方法になっているが、WordでもLibreOffice writerでも保存することが出来る。GoogleドキュメントはGoogleドライブに保存されるので使い勝手がいまいちかな?(使い方による)
生成AIをレポートや論文作成となっているが、文章作成について参考に出来るところがが多い。詳しくわかりやすい説明です。
生成AIを使った正しいレポート・論文の作成マニュアル
https://qr.paps.jp/MiRss
このマニュアルの主な目的:
生成AIをレポートや論文作成に活用する際の注意点と、質の高い成果物を生み出すための実践的な方法を解説すること。単なるAIの利用方法だけでなく、倫理的な利用、学術的な厳格さ、独自性確保に重点を置いています。
主なポイント:
生成AIの限界と注意点:
AIは完璧ではなく、誤った情報や不正確な記述を生成する可能性がある。
AIが生成した文章をそのまま利用すると、剽窃や著作権侵害につながる可能性がある。
AIはあくまでツールであり、最終的な責任は作成者にある。
AI活用における倫理観:
AIの利用は適切に開示し、透明性を確保する。
AIが生成した文章を自分のオリジナル作品であるかのように偽らない。
AIの出力結果を鵜呑みにせず、批判的な視点を持つ。
レポート・論文作成プロセスにおけるAIの活用:
初期段階:
情報収集: AIを活用して、関連する文献や情報を効率的に収集する。
アイデア出し: AIにテーマに関する質問をすることで、新たな視点やアイデアを得る。
執筆段階:
文章構成: AIに文章構成を提案させ、論理的な流れを作る。
文章表現の改善: AIを活用して、文章表現の誤りや曖昧さを修正する。
翻訳: AI翻訳ツールを活用して、文献調査やレポート作成を行う。
見直し段階:
校正: AI校正ツールを活用して、誤字脱字や文法的な誤りをチェックする。
剽窃チェック: AI剽窃チェックツールを活用して、盗用を未然に防ぐ。
AI活用時の注意点:
ファクトチェック: AIが生成した情報を必ず確認し、事実に基づいているか検証する。
情報の裏付け: 信頼できる情報源から情報を収集し、AIが生成した内容を補強する。
文脈の理解: AIが生成した文章をそのまま利用せず、文脈を理解して適切に修正する。
自分自身の考察: AIの出力結果に頼りすぎず、自分自身の考察や分析を加える。
参考文献の書き方:
AIを活用して収集した文献情報も、適切に参考文献として記載する。
参考文献リストは、統一された形式で作成する。
成果物の質を高めるためのアドバイス:
AIを活用しながらも、自分自身の理解や考察を深めることを怠らない。
複数のAIツールを使い分け、それぞれの強みを活かす。
常に最新の情報を収集し、AIの進化に対応していく。
総括:
このマニュアルは、生成AIをレポートや論文作成に有効活用するための実践的なガイドラインを提供しています。AIを単なる便利なツールとして使うのではなく、倫理的な観点や学術的な厳格さを持って利用することが重要であると強調しています。最終的に、AIを活用することで、より質の高いレポートや論文を作成できるようになることを目指しています。