つみかさね

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“小原庄助さん”杉本左平太

小原庄助さん”杉本左平太

1949年制作の大河内傳次郎主役の映画です。この中に流れる“小原庄助さん”の歌、会津磐梯山、朝寝、朝酒、朝湯など凄く懐かしい。私の生まれるちょっと前に作られた映画で多分子供の頃どこかで見たか、聞いた事があるのでしょう。大河内傳次郎と言えば、丹下左膳など二枚目の役者が、人から頼まれたら断り切れず、自分のどんどん分け与えて破産寸前、それでも頼まれると借金しても便宜を与える。三枚目を楽しく演じている。大河内傳次郎の違った一面が見られる楽しい作品です。

清水宏が自らの脚本を監督したコメディ。製作の岸松雄が共同で脚本を執筆した。大河内傳次郎がぐうたらな主人公を好演。  旧家の当主で朝寝・朝酒・朝湯をたしなむ杉本左平太は、人々から“小原庄助さん”と呼ばれていた。人の良い左平太は村人から頼まれると断り切れず、自分の財産をどんどん分け与えたため、すでに破産寸前。妻は着物を質入れして夫を支える始末。村長選挙への立候補を頼まれた左平太だったが、そんなことにはいっさい興味がないため和尚を推薦するが、対立候補である次郎正に頼まれ応援演説をしてしまう。ついに無一文となり、妻にも逃げ出された左平太の家に、若い二人組の泥棒が入った。左平太は二人を投げ飛ばし、酒を勧めるのだった。

東宝傑作コレクション 小原庄助さん
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